業界の裏・表

どこの業界にも裏・表あり、良いことだけを行って損をする人、悪さをしながら儲ける人、様々な人、商売がありこの、水道設備業も例外ではありません。

そもそも、水道工事料金には基本価格がなく、水道局より「この値段でお願いします」とか、札管協より「この作業はいくらです」　と言うことも無く、いわば自分の所で値段設定をしているので、１００円の品物を作業費込みで100万円で売ろうが、1,000円で売ろうが良いわけで、良い業者、悪い業者は、お客様自身が判断しなければなりません。

そこで、実例などを交えながら、お話していきたいと思います。

そもそも、水道設備業をするに当たっては、国家資格である『給水装置主任技術者』という免許がなければなりません。

その会社に、最低でも給水装置主任技術者の免許を持った人が1人でもいれば『市の指定工事業者』になれます。

作業自体は、免許の無い人間でも、免許の持った人さえいれば、指導の下作業を行えます。

どこまで出来るかは、水圧の掛かる給水設備までは、免許有りの人。　水圧の掛からない所は、免許が無くても交換等行えれます。

したがって、　お家のおとうさんでも、シャワーのホースやヘッドなどは交換しても良いのですが、シャワー本体を交換するには、必ず免許が必要になります。

よく、ホームセンターで売っている、シャワーや台所の混合水栓など買ってきて、ご自分で交換しようとする方がいらっしゃいますが、これは、まさしく法律違反です。（水道法により）

ですので、たまに見かけるホームセンターでの水栓金具の交換の仕方や店員さんが教えてくれるのなど、このような行為は極端に言えば「法律を犯せ」　と言っているようなものです。

決して行わないで下さい。　　もし、行った場合でも壁裏の見えない場所で、少しづつ水が漏れている可能性もありますし、そうなれば木材などがカビや腐ってきたり２次災害にもなりかねません。

通常このような、設置後壁裏で水が漏れているなどの被害場所は、保険でまかなえますが、免許の持っていない、お家の人や知り合いのなんでも出来るおじさんがやったとなると話は別です。

保険適用外となるでしょう。

そうなると、１万、２万じゃ済まなくなり、何十万と掛かり大きな痛手となりますので免許の有無を必ず確認し正規の業者に頼んだほうが良いでしょう。

点検商法

点検商法で多いのが、消火器や床下検査も多いですが、水道に関しては、屋外の排水管・マンホールの点検や水質検査といった悪徳業者が絶えません。

屋外の排水点検は、まず「この近状の担当になりました下水の専門業者です」とか「ご近所さん全体で割引低価格で排水清掃を行っております」などの低価格や近所の皆さんがやっているなどと思い込ませる商法です。

入り口は優しいのですが、清掃していくにしたがって、「あれ〜」とか「これは〜」など少しづつ不安にさせ、「どうかしましたか？」などと聞くと、「これは大変ですよ！　配管がズレてて、このままで行くと汚物があふれ土地もおかしくなるし、ご近所にも迷惑がかかります」など恐怖心を煽らせ早急に工事しなければなりません！！

などと、考える暇も与えずに、契約書にサインさせて何十万、何百万と法外は工事金額を請求される事になります。

排水も近年、排水の免許が統一されましたので、『排水設備指定工事業者』か確認し、その日は、見積もりだけを貰い、他の業者の見積もりも貰うと良いでしょう。

ただ、こういう場合はズレがすくなくモルタル補修で良い場合が多いです。

いそがず、安心して頼める業者を探して下さい。

水質検査などの点検商法としましては、最後には高額な浄水器などを売りつける目的です。

そもそも、浄水器などは、給水管の間に取り付けるタイプと蛇口の先端に取り付けるタイプが有るのですが先端に取り付けるタイプはJWWAや水道協会など認証品では無くても設置可能ですが、給水管の途中に設置するタイプは必ず認証品でなくてはなりません。

そして、その取り付けも免許を持った人でなければいけませんので必ず確認して下さい。

認証品がどうか分からない場合は、水道局にお問い合わせ下さい。

良いものが高額とは限りませんのでご注意ください。

ちなみに、私はホームセンターで購入した蛇口の先端に付ける、５，６千円の物を設置しております。

カルキ検査を自分でしましたがキッチリと抜けて除去されていました

まだまだ、これから更新していこうと思いますので今しばらくお待ち下さい。